Home > HPCとは >スタッフからのメッセージ

スタッフからのメッセージ

篠田 英朗(HPC代表理事/平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業プログラム・ディレクター、東京外国語大学教授)[HPへリンク])
ロンドン大学(LSE)国際関係学Ph.D.。『平和構築と法の支配』(大佛次郎論壇賞)、『国際社会の秩序』、『国家主権という思想』(サントリー学芸賞)、『平和構築入門』、『国際紛争を読み解く五つの視座』など、平和構築などに関する著書・論文を多数執筆。NGOや国連PKO活動に従事した経験も持つ。

 平和構築には、人が必要です。現地で平和を担う人々が必要です。彼らを助ける平和構築者<ピースビルダーズ>が必要です。平和に貢献することに生きがいを見出し、そのために働くことに充実感を持ってくれるような人々が、平和構築には不可欠なのです。しかし、平和構築とは、大きな困難を伴う仕事であるかもしれません。高い能力と、強い意思が求められる仕事かもしれません。だとすれば、平和のために働く仲間たちが、切磋琢磨し、お互いを励まし合い、助け合っていくことが、大切になるでしょう。日本にも、アジアにも、世界に広がっていく、平和構築という同じ目標を持って働く者たちのコミュニティを作ることが、大切になるでしょう。この事業は、そのような考えにもとづいて、運営されています。

上杉 勇司 (平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業プログラム・オフィサー、早稲田大学教授)
ケント大学国際紛争分析Ph.D.。国家建設、治安部門改革、民軍関係に関する編著を出版。著書:『変わりゆく国連PKOと紛争解決』(国際安全保障学会加藤陽三賞)。秋野豊賞。

 暴力の連鎖を断ち切るためには、暴力を超越する術を生み出さなくてはならない。だから、ピースビルダーには想像力をたくましくすることが求められる。想像力は無からは生まれない。色々と学び、経験したことを組み合わせる中で生まれてくるのだ。
 平和構築に情熱を傾けようとする人たちに、平和構築を自らの生涯を通じて打ち込める仕事であると見いだしてもらいたい。ピースビルダーとして紛争地の人々に信頼してもらうために、並を超える能力を身につけ、私欲から離れた考え方を確立してもらいたい。ーこんな思いで私はこの事業に係っています。

デズモンド・モロイ (平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業コースメンター、日本財団ミャンマーリエゾンオフィスプログラムディレクター)
東京外国語大学博士(学術)。アイルランド軍退役後、国連職員としてアフリカ、アジア、ヨーロッパにて勤務。シエラレオネ、ハイチ、ネパール等では国連機関においてDDRの指揮の経験をもつDDRの専門家。

 グローバルな紛争が増え続ける現在、平和構築専門家による貢献の重要性は世界中でかつてないほど大きくなっています。私の経験から、平和構築への最大の貢献とは物的資源の活用だけでなく、危機的な状況にある現場において、適任者(=人的資源)が存在し、彼(彼女)らが適確な決断をすることで現地の重要なアクターに影響を与えることが求められています。HPCは平和構築分野の若手から経験者まで様々なレベルのアジアの人材を育成することを目指しており、人的資源に関する課題への解決に向け、大変に価値のある取組みを行っています。また、私は紛争後の平和構築活動の長年の経験(DDRや緊急事態への対応、軍事管理)や深い学術的分析を活かし、平和構築の人材育成に活用できる機会をもてて大変誇りに思います。

藤 千慧 (HPC東京事業運営事務所長・事務局運営総務・会計担当)

 平成19年度の旧平和構築人材育成事業パイロット時代から携わっていますが、講義・ワークショップの内容はもちろん、プログラム運営やアフターケアまで、年を追うごとに充実しており、自信をもっておすすめできる人材育成事業となってきました。このようにHPCが発展してゆくのは、過去の研修員の主体的・意欲的な事業への参加と、運営へのご協力があったお陰でもあります。HPCは、ピースビルダーの一員として、研修員の方々とともに、歩み、悩み、語り、成長していく事業体です。


竹内 美紀 (HPC広島本部事務所長/平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業プログラム会計担当)

 旧平和構築人材育成事業の会計担当として、平成22年度からHPCに関わらせていただいています。旧平和構築人材育成事業では、研修会場に行く機会は少なかったのですが、研修開始から研修員同士の絆がだんだんとうまれ、強くなっていく様子を見て、人と人とのつながりが平和への第一歩であると感じました。新しく始まる事業は、さらに現場で役立つ知識や実務能力を高めることができ、次のステップに進む機会を提供することができる研修になると考えています。